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家族葬で供花を贈ってもいい?供花の選び方や渡す際の注意点を紹介

2022.07.19

近年人気を博すようになった家族葬は、一般葬とはまた異なる性質を持つものです。
たとえば、お供え物ひとつをとっても、そのルールは異なります。
今回はそのお供え物のなかから「供花」を取り上げ、「家族葬に呼ばれていないが、弔意を示すために供花を贈りたいと考えている人の立場」から、そのルールやマナー、注意点について解説していきます。

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供花とは

供花とは、お供え物のうちの一種です。「きょうか」「くげ」などと読むもので、葬式のときに出される花のことをいいます。

供花にはいくつかの種類があります。
・スタンドやかごに盛られたもの
・花輪
・枕花
この3つが基本となります。ただし現在は花輪を用いるケースはかなり珍しいといえます。また花輪は葬儀会場の外に出すものであり、そこで葬儀が行われていることを示すためのものという性質を持っているため、一般の弔問客を受け入れない(=大々的に行うことがない)家族葬においてはほとんど用いられません。
また、枕花は故人様やご遺族と極めて親しい関係にある人が出すものなので、基本的にはご家族・ご親族以外が贈ることはありません。
したがって、家族葬の場合でかつ家族葬に呼ばれていない立場の人が贈る供花は、「スタンドやかごに盛られたもの」一択となるでしょう。

供花は、「札」を差したものが用意されます。札には出した人の名前が書かれています。なおかつては造花も使われていましたが、現在は生花で構成するのが一般的です。花の種類に正解はありませんが、仏教は菊を、神道はユリなどを、キリスト教はカーネーションなどを好む傾向にあります。

ちなみに供花は、一般弔問客(として訪れる予定だった人)だけでなく、親族から出されることもあります。

家族葬で供花贈ってもよいのか

家族葬で供花を贈ってもよいのかについて考えていきましょう。

これは、「それぞれのご遺族の意向による」という回答になります。

「供花・供物・香典(不祝儀)を辞退申し上げます」とされていた場合は、供花は贈ってはいけません。逆に、このようなご意向が示されていない場合は基本的には贈っても問題ないでしょう。ただそのときも念のため確認した方が無難です(「確認」については詳しくは後述します)。

ただ、家族葬の場合は供花を断るご遺族が多い傾向にあります。
家族葬を行う理由はさまざまですが、「ほかの方の手を患わせたくないし、お返しなどにも時間をとられたくない」と考えている方が多いからです。供花はお返しを必要とするものであるため、このやりとりを避けるために、供花を初めから受け入れないパターンもよくみられます。また、家族葬の場合は必然的に使用するホールが小さいものとなるため、供花を出されても飾る場所がないこともよくあります。

供花の選び方

上でも少し触れましたが、ここからは「どのような供花を選ぶか」について解説していきます。
これは宗教ごとに違いがあります。なお、葬儀社によっても多少スタイルが変わるため、贈る際にはご相談ください。


・仏教の場合
「仏花」とも言われる菊が非常によく用いられます。また、ユリなどを入れることもあります。
白や黄色の落ち着いた色の花で構成することが多いのですが、現在は胡蝶蘭などを用いるケースもよくみられます。

・神式の場合
神式の場合も、仏教のときと同じで白や黄色を基本としてまとめます。明確な基準があるわけではありませんが、ユリを用いるケースがよくみられます。ちなみにかつては、神道の場合は榊を供花として贈るというスタイルがよくとられていましたが、現在では神道の場合でも花を贈る方法が一般的です。

・キリスト教の場合
フラワーアレンジメントを好んでよく贈ります。この場合、送り先は会場ではなく自宅とされることもあります。またこの形式をとる場合は、札はつけません。
花は、ユリやカーネーションなどを用いるのが一般的です。なお、とげのある花の代表例であるバラは葬式のときには基本的に避けられますが、キリスト教の場合は可とされることもあります。


もっとも、現在は葬儀社を通して供花の依頼をする方式が一般的です。そのため使用する花などは、葬儀社と提携している花屋が適宜見繕ってくれるはずです。なお「故人様がこの花を好んでいたので、これも入れてほしい」などの希望がある場合は、依頼段階で伝えるようにしてください。

供花を贈る際の注意点

供花は弔意を示すためのものですが、そうであるからこそ、守るべきポイントを押さえておきたいものです。
供花を贈る際の主な注意点は、下記の3つです。
・必ずご遺族の意向を確認する
・葬儀社を通して手配する
・贈る場合は、通夜が始まる前に届くように手配するのが原則
それぞれみていきましょう。


・必ずご遺族の意向を確認する
家族葬の場合は、一般葬に比べて「供花・供物・香典(不祝儀)辞退」の意向を示すご遺族が多いといえます。そのため、供花を贈る前には必ずご遺族の意向を確認しなければなりません。
ただ葬式を催行するご遺族は非常に忙しく、ばたついているものです。そのため、「自分も遺族の立場であり、喪主と非常に近しい関係にある(兄弟姉妹など)」というような状況ではないかぎり、ご遺族に直接確認することは避けたいものです。
ご遺族の意向を確認したい場合は、葬儀社にお問い合わせください。その葬儀を担当するスタッフは、ご遺族の意向を把握しています。葬儀社の方から「供花を辞退するとしていた(あるいは受け入れると言っていた)」というように連絡があるでしょう。


・葬儀社を通して手配する
これは家族葬に限った話ではありませんが、現在の葬式では供花を手配する場合は葬儀社を通すのが一般的です。こうすることで統一感が出ますし、どこにだれのものを飾ればいいのかも判断しやすくなります。このため供花を出したい場合は、その葬儀を催行する葬儀社に依頼してください。


・贈る場合は、通夜が始まる前に届くように手配するのが原則
寄せられた供花は、通夜~葬儀・告別式のときに飾ることになります。また、届いた供花をどこの位置に並べるかの協議も必要です。そのため供花は、原則として通夜の2日前程度をめどに届くように手配した方がよいでしょう。「供花を出したい」と考えたのならば、訃報を受け取った段階で葬儀社に相談してください。

なお、葬式に供花が間に合わなかった場合は、自宅に送るように手配するようにします。仏教においては、初七日~四十九日までに手配するのがよいとされています。なおこのときに出した花は、霊前にお供えする花となります。

まとめ

昔から人々はみな「花をもって死者を送り出す」というやり方をとってきました。今から60000年ほども前の旧石器時代においてさえ、私たちの祖となるネアンデルタール人は花を死者に捧げたとされています。そのような歴史を持つ供花の文化は、今もなお葬儀において非常に大切なものであるといえます。

現在は供花のかたちや出し方も変わりつつありますし、家族葬では供花を受け入れないご家庭も増えてきています。しかし亡き人を悼み、残されたご家族を慰める供花という風習は、今後もなくなることはないでしょう。