おくりびとのロゴ
おくりびとのアイコン

供花のご依頼

TOP

コラム一覧

葬儀準備の始め方。葬儀までの流れと具体的な動きをまとめました

2023.08.10

葬儀準備の始め方。葬儀までの流れと具体的な動きをまとめました

画像
目次

人が亡くなるいうことは非常に大きなことであり、葬儀を行う前には沢山の準備が必要です。 死後の社会的な手続きを筆頭に、故人様のご遺体の搬送や安置、葬儀社の選定や葬儀形式の決定、打ち合わせなどざっと思い浮かぶだけでも盛りだくさんです。いざ葬儀の入用になった時、やることや準備が多すぎて困ってしまうという方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、葬儀の流れや葬儀前に準備するべきことを詳細に解説していきます。いざ自身や身内に何かあった時に慌てないよう、この記事をぜひご参考にしていただいて、やるべきことを整理しておくといいでしょう。

葬儀までの流れ

まずは、一般的な葬式(二日葬・一般葬)の場合の葬儀までの流れをざっとおさらいしておきましょう。簡単にまとめると、葬儀までの流れは以下のようになります。

亡くなった当日

①危篤・ご臨終 ②遺体搬送・安置 ③葬儀準備(葬儀社の選定と葬儀内容の打ち合わせ含む) ④友人や仕事関係者への訃報の連絡

亡くなってから2日目

⑤納棺・通夜の準備 ⑥通夜 ※3日目に葬儀・告別式・火葬の場合 ※暦の問題や火葬場の予約が取れない場合などに日程調整を行うこともあります。

葬儀の流れについてはこちらの記事もご覧ください。

東京での葬儀 家族葬の費用の相場や流れについて

おくりびとのコラム

東京での葬儀 家族葬の費用の相場や流れについて

葬儀前にやることの一覧

undefinedの画像

以上の流れに沿って、葬儀前にやることを一覧にして以下にまとめてみました。葬儀前にやるべきことは非常にたくさんあることがわかりますが、全て必要なことです。ご遺族にとっては悲しみに暮れる間もないくらいの仕事量ですが、ひとつひとつ確実に対応しましょう。

亡くなった当日

亡くなった当日にやることは以下の通りですが、亡くなった時間帯によっては③と④は2日目になることもあります。

①危篤・ご臨終

危篤の段階でやること  ♦自宅の場合は医師に連絡  ♦親子兄弟など血縁者や危篤者が会いたい友人等に危篤の旨を連絡  ♦キリスト教徒の場合は危篤の時点で所属教会の神父・牧師に連絡(死の直前に儀式が必要)  ♦菩提寺など危篤者の宗派の宗教者の連絡先を確認  ♦当座のまとまった現金を用意しておく

ご臨終後にやること  ♦医師から死亡診断書を受け取る(死亡届もセットになっているので必要事項を記入)  ♦ご遺体の搬送先(自宅又は斎場)を決め、葬儀社に連絡し搬送を依頼する(搬送と葬儀の業者は別でもOK)  ♦菩提寺など故人様の宗派の宗教者へ連絡

②遺体搬送・安置

 ♦搬送先に到着したらご遺体を北枕に寝かせる(業者の指示に従えばOK)  ♦ご遺体の枕元に仏具や供え物を置く(枕飾り)  ♦僧侶に枕経(枕勤め)をあげてもらう  ♦入院時の死亡の場合は病院の会計を済ませる(遺体搬送時か翌日に済ませる)

③葬儀準備(葬儀社の選定と葬儀内容の打ち合わせ含む)

葬儀準備として行うこと  ♦通夜から葬儀までお世話になる葬儀社を選び連絡する  ♦葬儀担当者と葬儀内容の打ち合わせ(二日葬なのか一日葬なのか、一般葬なのか家族葬なのかも含め話し合う)  ♦喪主や世話役(葬儀を取り仕切る人)・受付など、遺族や親族、知人友人、葬儀社スタッフの役割分担や人員配の決定をする  ♦祭壇や棺や霊柩車といった必要設備を手配(以下、葬儀社に依頼する場合は任せればOK)  ♦火葬場の手配  ♦当日返礼を行う場合は返礼品も手配  ♦貸衣裳やその着付け、死化粧を手配(納棺師への依頼も含む)  ♦遺影を準備手配する

葬儀準備の間に行う手続き  ♦死亡届および埋火葬許可申請書を自治体役場へ提出する(葬儀社に依頼する場合は代行をしてくれる場合も)  ♦埋火葬許可証の受け取り(火葬時に必要)  ♦戒名やお墓・納骨堂などの用意

④友人や仕事関係者への訃報の連絡

 ♦葬儀の日程が決まったら、ご遺族の仕事関係者や故人様の友人や取引先等に葬儀の日時を連絡  ♦弔辞奉読を依頼する場合は、しかるべき人に依頼をする

亡くなってから2日目

当日に済ませる対応が終わっていれば多少は余裕があるかもしれませんが、それでもやることは目白押しです。 通常の葬式の場合は通夜を開くため、バタバタすることを覚悟しましょう。

⑤納棺・通夜の準備

納棺の際にやること  お見送りをするにあたり、故人様の身なりを整えてお棺に納めることを納棺といいます。  納棺の際は特にご遺族様の立ち合いなどは必要となりませんが、「納棺の儀」を行う際はご一緒にお手伝いください。 「納棺の儀」では湯灌・死化粧・死装束の順に進み、お棺に納めます。 私たち、おくりびとのお葬式は、納棺士の資格を持つ担当者が映画「おくりびと」にも活かされた技術を用いて、ご家族の皆様と一緒に故人様をお棺に納めさせていただきます。

通夜の準備として行うこと  ♦通夜の席次や焼香の順序を決める(焼香の順序は、一般的には僧侶⇒遺族近親者⇒一般参列者の順番)  ♦供花・供物の飾り方の確認をする(僧侶同席が望ましいので打ち合わせ後に行う)  ♦会葬礼状や返礼品の数の確認  ♦僧侶など宗教者との事前打ち合わせ(通夜だけでなく葬儀告別式の進め方も含む。精進落とし等会食の出欠確認もする)  ♦宗教者が通夜振る舞いや精進落とし等の会食欠席の場合は「御膳料」を別途準備しておく

⑥通夜

 ♦僧侶など宗教者の送迎(世話役が行うことが多い)  ♦通夜時の受付対応や進行  ♦喪主挨拶  ♦通夜振る舞いの準備や進行  ♦弔問客の出迎え・お見送り  ♦通夜後の宗教者への茶菓のふるまい  ♦宗教者との翌日の葬儀の打ち合わせ  ♦宗教者へ「御車代」を包んで渡す  ♦宗教者が通夜振る舞いに参加しない場合は「御膳料」も渡す

葬儀後の動きとやること

undefinedの画像

葬儀前・葬儀中は勿論、葬儀が終わっても、喪主やご遺族にはやることが沢山あります。 葬儀後には基本的には葬儀の清算と諸手続きが中心となり、具体的には以下の通りです。

*葬儀の清算としてやること

 ♦世話役や手伝いの方が担当した葬儀事務をご遺族に引き継ぎ  ♦世話役から会葬者名簿・弔問客の名刺・香典および香典帳・弔辞弔電・会計収支記録・請求書領収書などを受け取り確認する   ♦お布施や献金など葬儀の謝礼を準備  ♦遺族代表で寺院・神社・教会への挨拶回り(葬儀の翌々日までに行うのが望ましい)  ♦葬儀社との清算(見積書と明細書の確認を必ずすること)  ♦隣近所など葬儀の際に世話になった方たちへの挨拶回り(初七日までに行うのが望ましい)  ♦故人様が仕事をしていた場合は勤務していた会社にも挨拶に伺う  ♦香典返しと忌明けの挨拶(通常、四十九日を過ぎた頃に行う)  ♦一周忌までに納骨を済ませる(仏式の場合、納骨式を実施する)

葬儀後に行う諸手続き

 ♦各種名義変更手続き(公共料金・NHK・住居賃貸契約・電話加入権など) ※出来る限り早めに  ♦クレジットカードや携帯電話・固定回線・Webサービス等各種会員の解約手続き ※出来る限り早めに  ♦運転免許証やパスポートの返納・無効手続き ※出来る限り早めに  ♦死亡退職届の提出 ※出来る限り早めに  ♦健康保険の被扶養者異動届(故人様が健康保険加入者の被扶養者であった場合)※死後5日以内  ♦年金受給停止手続き(故人様が年金受給者であった場合)※死後10日以内  ♦市区町村役所で世帯主変更手続きを行う ※死後14日以内  ♦介護保険の資格喪失届及び保険証返却 ※死後14日以内  ♦国民健康保険加入手続き(ご遺族が健康保険加入者の被扶養者であった場合)※死亡した日の翌日から14日以内  ♦故人様の所得税準確定申告(故人様が自営業者もしくは年収2,000万円以上の場合) ※死亡した日から4か月以内  ♦高額療養費の申請 ※支払から2年以内  ♦国民健康保険の葬祭費の請求 ※葬儀後2年以内  ♦健康保険の埋葬料の請求 ※死後2年以内  ♦医療費控除手続き ※死後5年以内    ♦遺族年金の請求(条件に合致する場合)※死後5年以内  ♦生命保険金の請求 ※死後2年以内

まとめ

以上、葬儀準備を中心に、葬儀までの流れを追いながら葬儀までにやることや手続き、葬儀後の具体的な動きや諸手続きについて網羅的に解説しました。 簡単にまとめただけでもご遺族が行うことは非常に多いことがわかります。葬儀を執り行うだけでなく、遺産分割や相続なども進めなければなりませんから、やはり人が亡くなると言うことは現代社会においても非常に大きなことといえるでしょう。 私共「おくりびとのお葬式」では、お忙しい遺族に代わって、葬儀に関する諸手配や専門的な作業など、できる限りのサポートをさせて頂きます。葬儀の際は私共「おくりびとのお葬式」にぜひお気軽にご相談ください。