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数珠ってどのように使うの?数珠の種類や持ち方について紹介します

2022.09.05

日本の葬儀では必ず持参する「数珠」。日本人であれば古くから親しみがあり、おそらくは最も身近な仏具である数珠ですが、その起源や意味、使い方などを意外と知らない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、数珠の本来の意味や起源、種類などを解説していきます。数珠の本来の持ち方や、いつどのように使うものなのかといったマナーも含めて解説しますので、改めて何気なく手にしている数珠の意味合いを知っていただき、役立てていただけると幸いです。

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数珠とは

数珠は、仏教の儀礼や法要などに持参する法具(仏具)で、個人が持てる唯一の仏具ともいわれます。多くの方がご存知の通り、数珠は木や天然石等を加工して作った多数の珠に紐を通して輪状にしたものです。

現在では所持していること自体がマナーとなっているため、詳細な使い方を意識する人は少ないかもしれませんが、今や葬儀や法要など仏式の葬送儀礼では欠かせない法具となっています。

葬儀の持ち物やマナーについては以下の記事も参照ください

数珠の使い方は「念仏の数を数える」こと

数珠は本来、文字通り、念仏を唱える回数を数えるために用いられていました。そして、仏教では、煩悩の数である108回の念仏(真言)を唱えることで功徳を得るとされています。そのため、元々数珠は、珠を繰って数を数えながら108回の念仏を唱える修行のための法具であったと考えられています。
現代では、葬送儀礼の際の合掌や、お寺参りの際に使われることがほとんどです。

数珠の起源はヒンドゥー教の習慣を取り入れたもの

ちなみに、そろばんのように珠と紐を使って念仏の数を数えるというのは、元々はヒンドゥー教の習慣でした。ヒンドゥー教には仏教における数珠の役割を果たす同様の形状のものとして「マーラー」があり、それが数珠の起源と考えられています。マーラーは、「マントラ」と呼ばれるヒンドゥー教の宗教的な呪文を唱え、その数を数えるために用いられた道具で、形状も数珠そっくりです。

数珠はいつ使うのか

数珠は、仏や菩薩を礼拝する時に使います。詳細は後述しますが、儀礼において持参し、数珠の輪っかに手を通して使い、擦ったり音を鳴らしたりするというのが一般的な使い方です。なお、数珠はいつも手にかけておくことで魔除けや厄除けの効果を発揮する「お守り」としての役割もあるため、熱心な仏教徒の場合、儀礼の時だけでなく日常的に数珠を持ち歩いている方もいらっしゃいます。

なお、数珠は持ち主と仏様とのご縁の証であり、数珠を使うことで持ち主の念が数珠に宿るとされています。そのため、数珠の貸し借りはしない方がいいでしょう。

数珠の種類

仏教の各宗派の決まりごとに従った公式なもの(本式数珠)以外では珠の数に決まりはありません。最もちゃんとした本式数珠の場合、珠の数は108が基本ではありますが、各宗派によって数が異なります。

大きく分けて2種類

「本蓮数珠」
数珠の中でも珠の数が多く、より大きな輪として作られている。輪っかになっている主珠と四天王珠のほか、親珠と呼ばれる部分から伸びている房の部分にも、複数の種類の細かい珠がびっしりと並んでいます。

「略式数珠」
持ち運びやすさを意識し小さめに作られており、珠の数も大幅に簡略化したもので現代ではおなじみとなっています。 略式数珠の場合、主珠と二天珠、そして親珠のみで構成されており、房の部分に珠はありません。

*近年では数自体にこだわりなく、大きさ重視で作成されている数珠もあります。


なお、数珠は男性用・女性用と別れており、基本的に男性は男性用、女性は女性用を使い、他の性別のものは使わないと言われております。
男性用の数珠の特徴・・・珠が大きく、黒や茶色の木材ないし天然石(虎目石やオニキスなど)が珠の原料となっているため色が暗く、無骨な印象があります。

女性用の数珠の特徴・・・珠が小さく、天然石を使った透明感のあるカラフルな珠であることが多く、珠の色に合わせた明るい色の房が付けられていることが多いようです。

*男性用、女性用とご紹介してきましたが、最近では、男女兼用の数珠を取り扱う専門店もあるようです。

数珠の持ち方

ここからは、種類別・宗派別に数珠の持ち方を説明していきましょう。

略式数珠の持ち方

こちらは宗派によってあまり違いはありません。持ち方を簡単に説明すると、以下の通りです。

・基本的に左手にかけ、房は常に下向きにして持つ
・左手に数珠の輪を通し、右手には通さずに合掌する
・合掌する時だけ、両手に数珠の輪をかける持ち方もOK

本式数珠の持ち方

本式数珠の正しい持ち方は、宗派によって細かく異なっています。
そのため、宗派別にこまかく見ていく必要があります。先程も説明した通り、略式数珠であればパターンは1つで済むのですが、本式数珠を持っている場合は、故人様の宗派に合わせて、正しい持ち方で葬式に臨むのがベストです。

◆禅宗(臨済宗・曹洞宗)の本式数珠の持ち方◆
禅を第一とする禅宗(臨済宗・曹洞宗)では寺院の飾り等もシンプルですが、数珠の持ち方も略式数珠とほぼ同じでとても簡単です。
どちらの宗派も輪を2重に巻いたうえで左手の人差指~小指に数珠をかけます。

なお、2つの宗の違いとしては、数珠の親珠付近に小さな輪っかの有無で区別できます。
房を垂らしている親珠の近くに小さい輪っかがあるのが曹洞宗、ないのが臨済宗です。

臨済宗の場合は輪がないため片手数珠とほぼ同じ持ち方ですが、曹洞宗の場合は房の根っこにあたる親珠の近くに小さい輪っかを垂らすようにして持ちます。


◆浄土宗の本式数珠の持ち方◆
法然が開いた浄土宗では、下記の2つの持ち方があります。どちらも正しい持ち方ですので、持ちやすい方法で持つといいでしょう。
前提として、輪は2重に巻いておく点はどちらも同じです。

①合掌した両親指にかけ、輪は手前側に流し、房は手前側の真下向きに垂らす
②合掌した人差し指~小指にかけ、輪は小指側に流し、房は奥側の真下向きに垂らす


◆浄土真宗(真宗大谷派・本願寺派)の本式数珠の持ち方◆
親鸞が開いた浄土真宗の場合は、真宗大谷派と本願寺派で持ち方が異なります。
なお、前提として、輪は2重に巻き、合掌した人差指~小指にかけるまではどちらも同じです。

真宗大谷派・・・左手親指で親珠を挟むようにかけ、左手親指と人差し指の間から外側に房を垂らす
本願寺派・・・・房は小指側の真下に垂らす


◆天台宗の本式数珠の持ち方◆
比叡山の開祖・最澄が開いたことで知られる天台宗では、以下のように持ちます。

天台宗・・・親珠を上にした状態で輪を2重に巻き、左手にかけ、房は左手親指の内側に垂らす(合掌する時は右と左の手のひらで内側に垂れている房を挟み込む)


◆真言宗の本式数珠の持ち方◆
弘法大師の別名で知られ、『風信帖』や高野山でも有名な空海が開いた真言宗では、以下のように持ちます。

真言宗・・・輪を2重に巻かず1重のまま、輪の中に両手の中指を通し、房は両方それぞれの手の甲の側に流し、そのまま合掌する


◆日蓮宗の本式数珠の持ち方◆
踊念仏で知られる日蓮が開いた日蓮宗では、以下のように持ちます。真言宗と少し似ていますが、細かく異なる部分があります。

日蓮宗・・・輪を2重に巻かず1重のまま、輪を1回捻じって∞状にしてから両手の中指をそれぞれの輪に通し、右手甲側に2本の房が、左手甲側に3本の房が来るように持つ(合掌する場合は房を外側に垂らし、残りの輪を両の手のひらで包むように合わせる)

なお、こうした本式数珠の持ち方は、正しい持ち方を知っておくと作法が整って見え、信条の深さが現れるところでもあるので、本式数珠を持っている方は参列する宗派の正しい持ち方を確認しておくと良いでしょう。

まとめ

以上、数珠の本来の意味や起源、種類など、数珠について深堀しました。
略式数珠を持っている場合や禅宗の場合はあまり難しくありませんが、それ以外の本式数珠の種類や持ち方は宗派により細かく異なりますので、故人様の宗派を意識して、正しい持ち方で数珠を使いましょう。

現在では略式数珠だからといって怒られることなどはありませんので、作法に自信がない方は略式数珠の持ち方だけを覚えておけば大丈夫です。略式数珠であれば、故人様がどの宗派であっても安心して参列できます。

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