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家族葬とは?葬儀の流れや喪主の役割などをご紹介

2023.08.10

家族葬とは?葬儀の流れや喪主の役割などをご紹介

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目次

家族葬という言葉をよく聞きます。どういう葬儀なのか、お知りになりたいのではないでしょうか。 今回の記事では家族葬のポイントをご紹介します。ぜひご参考にしてください。

<家族葬とは>

家族葬とは身内を中心に行う少人数の葬儀です。 したがって身内だけで行う場合もあれば、故人様と親しかった友人・知人に参列してもらう場合もあります。 家族葬の規模は10~30名ほどで行うことが一般的です。 一般葬と異なり世間体を気にする必要がないので、例えば故人様の好きだった音楽を流すなど自由な内容で葬儀を執り行うこともできます。 参列者への対応に追われない分、ゆっくりと家庭的な雰囲気の中、故人様とお別れをすることができます。

<家族葬の流れ>

通常は通夜・葬儀(告別式)・火葬を2日間で執り行います。 ♦ご臨終  息を引き取りお亡くなりになることです。「看取り」でご臨終を見届けます。 ♦搬送  ご遺体を病院から安置場所に移します。 ♦納棺の儀  通夜の前にお着せ替えやお化粧直しをして、ご遺体を棺に納めます。 ♦通夜・通夜振る舞い  故人様と最後の夜を過ごす儀式です。  通夜の後に食事会を設けます。(通夜振る舞い)  ※家族葬の場合は参列者が限られているため通夜振る舞いを設けないこともあります。 ♦葬儀(告別式)  葬儀は故人様との最後のお別れの儀式です。 ♦出棺  棺を霊柩車に載せ、火葬場へ向かいます。 ♦火葬・収骨  火葬には約1時間半ほどかかります。その後、骨壺にお骨を納めます。 ♦四十九日法要  骨壺は四十九日法要まで自宅に安置します。 葬儀は一般葬とほぼ同じ流れですが、参列者が少ないため時間が短くなる傾向にあります。

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<家族葬での喪主の役割>

家族葬においても喪主は必要です。 喪主は葬儀の責任者として葬儀の内容を決め、滞りなく進めていかなければなりません。 具体的には次の項目を管理する必要があります。  ♦葬儀の事前準備 ♦ご臨終の通知  ※次の内容を明記することにご注意ください。  ・家族葬として近親者だけで執り行うこと ・香典辞退をする場合は辞退する旨 ♦葬儀会社との打ち合わせ  ・葬儀会場 ・日程 ・予算 ・葬儀形式など ♦葬儀の準備 ♦通夜・葬儀・告別式 ♦喪主挨拶  ※ただし参列者がごく少数の場合は、喪主の挨拶は省略される場合があります。

<家族葬の香典受取辞退について>

家族葬で香典の受取を辞退するケースが増えています。 理由は近親者に金銭の負担をかけたくない、喪主側の香典返しの手間をなくしたいというものです。 家族葬は香典受取を辞退するという決まりはないため、ご遺族の判断になります。 辞退する場合は喪主側がその旨を事前に、そして失礼のないよう近親者に通知する必要があります。

<家族葬の挨拶状>

家族葬は葬儀後、近親者に挨拶状を発送することが基本になります。 ♦発送時期  ・忌明けがひとつのタイミングになります    ※忌明けとはご遺族が喪に服す期間を終えることで、仏教では四十九日忌を最初の忌明けとしています。 ♦送る相手  ・故人様・遺族の友人・知人・職場関係者  ・故人様と年賀状のやり取りを行っていた方 等 ♦内容  ・故人が亡くなったことを伝える  ・家族葬として執り行ったことのお詫び  ・お花・不祝儀・供物を辞退する旨  ・生前お世話になったことへの御礼 など

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<家族葬の費用>

費用相場は、一般葬の平均が約100~300万円、家族葬が50~100万円と言われています。 費用の内訳は、葬儀会社への支払い、宗教者への支払い、火葬場への支払いなどです。 具体的金額は規模や地域によって変わってくるものですが、参列者が少なく、斎場利用料や祭壇も小規模で済むことから、家族葬は一般葬よりも費用を抑えられる傾向にあります。

<家族葬の注意点>

♦参列のお声がけをする親しい人の範囲はご遺族の感覚にもとづきます。  そのためご友人から、呼ばれなかったという不義理のクレームが寄せられることがあります。 ♦後日、自宅に弔問に訪れる方々の対応が必要になる可能性があります。 ♦一般葬のように受け取る香典・弔慰金がほとんどないので、家族葬が一般葬に比べて費用が劇的に安くなるということはないようです。

<家族葬に関連した葬儀スタイル>

家族葬に関連した葬儀スタイルとして「密葬」と「一日葬」があります。 ♦密葬  密葬も故人様の身内やごく親しい人のみで行われる葬儀です。  しかし家族葬と違い密葬を行った後、本葬やお別れの会を行うことになります。 ♦一日葬  一日葬とは通夜を省き、葬儀・告別式・火葬を一日で執り行う葬儀スタイルです。  一日葬は時間的負担が軽く済むことがメリットとなります。  しかし仏教では通夜・葬儀・火葬の流れを重視するため菩提寺の許しを得られない場合があるので注意が必要です。  したがって一日葬を検討する際は、菩提寺などに事前に相談をしたほうがよいでしょう。

<まとめ>

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感染症の影響で大勢の人が集まり密になることを避けるよう求められ、葬儀のカタチも変化してきました。 このことも家族葬が増えた要因のひとつと思われます。 家族葬のよい点は次のとおりです。 ♦体裁を気にせず自由な内容で葬儀が執り行える。 ♦余裕を持って故人様とお別れができる。 ♦お食事代・返礼品代などの費用や時間を抑えられる。 しかし、注意すべき点も存在しますのでしっかり家族間で相談しましょう。 ご臨終後は心痛を抱えながらも慌ただしい状況になります。 その中、短時間で葬儀のカタチを決めなければなりません。 もし家族葬を考えているのなら、事前に複数の葬儀会社等から情報を入手して検討をするとよいでしょう。 そして葬儀費用を安く抑えるためのひとつの方法として、事前に葬儀会社の会員に登録をし、生前見積を取得するとよいでしょう。