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参列を遠慮するべき場合とは?参列辞退の連絡がきた時の対応方法

2024.03.18

参列を遠慮するべき場合とは?参列辞退の連絡がきた時の対応方法

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目次

葬儀の参列者の範囲に関しては基本的には故人様の意向に沿いつつ、ご遺族が自由に決めることができます。 特に感染症対策も影響して家族葬など小規模な葬儀を実施する場合が増えており、参列者を限定することも多くなっています。特に家族葬の場合にはいくら親しい間柄であっても、ご遺族の判断によっては葬儀への参列を遠慮すべき場合もありますし、連絡状況によっては判断を迷うこともあるでしょう。 今回は葬儀への参列を遠慮すべき場合や、参列辞退の連絡が来た際の対応やマナーについて解説していきます。参列辞退の連絡などが来て参列できなかった場合にできることも併せて解説しますので、参列したいけど参列できない場合や判断を迷っている場合の参考にしてみてください。

葬儀への参列を遠慮すべき場合とは

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故人様の直系の家族親族であれば、葬儀はほぼ参列が必然的になりますが、遠い親族である場合や、血のつながりのない友人知人である場合など、参列をすべきか迷うこともあるでしょう。 結論から申し上げますと、葬儀に参列するべきかの判断については、葬儀の形式やご自身と故人様との間柄によって取るべき対応は異なります。 葬儀の形式が一般葬である場合はあまり判断を迷うことはないでしょう。一般葬の場合で特段親しくない間柄の場合は、通夜か告別式どちらかの参列で構いません。仕事関係の方が亡くなった場合は、近年では仕事の後でも立ち寄れる通夜への参列で済ませることが多くなっています。 しかし、葬儀の形式が家族葬や直葬など小規模なものである場合は事情が違ってきます。こうした場合は「ご遺族から直接参列希望の連絡がこない限りは参列するべきではない」というのが正解です。友人のご遺族が家族葬を執り行う予定で、親族以外の参列を望まないなら、たとえ親しい間柄の友人の葬儀であっても参列を遠慮するのがマナーです。

家族葬のマナーについては、以下の記事もご参照ください。

【家族葬のマナー】親族、参列者がそれぞれ抑えるべきポイント

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【家族葬のマナー】親族、参列者がそれぞれ抑えるべきポイント

参列辞退の連絡がきたら参列を控えるのがマナー

ご遺族の判断によっては、たとえ親しい友人であっても、葬儀への参列を望まない場合があります。 そうした時には、ご遺族から親しい友人として認知されている方には、参列辞退の連絡が来ます。参列辞退とは、ご遺族から参列者に向けて「参列はご遠慮ください」と伝えるためのメッセージです。参列辞退の連絡が来たら、素直に参列を遠慮しましょう。 仮に参列辞退の連絡が来なかった場合であっても、葬儀の形式が「家族葬」「直葬」であれば、参列は基本的には遠慮するのがマナーです。家族葬の場合、参列者以外へは葬儀後に訃報が通知されるのが通例となっていますので、人づてに葬儀の実施を知ったとしても、家族葬や直葬の場合には参列しないようにしましょう。

参列しない場合にできること

家族葬の場合、参列辞退の連絡を受けたかどうかにかかわらず、特段ご遺族から参列を希望する連絡がこない限りは参列すべきではありません。 しかし、それでも弔意を伝えたいという場合もあるでしょう。そうした時にできることとしては、弔電を送ることです。 たとえば故人様の生前に香典を受け取っており、それを返したいという場合もあるかと思いますが、家族葬であれば親族以外からの香典は原則受け取らないのが一般的となっています。しかし、弔電は特段辞退の連絡がない限りは、送っても問題ありません。 場合によりけりではありますが、ご遺族から喜んでいただけることもあります。弔電辞退の連絡が来ている場合は、弔電も遠慮しましょう。 他には、葬儀後に故人様の自宅に弔問するという方法もあります。葬儀の参列は遠慮されても、後日の弔問に関しては応じてもらえることが多いです。しかし、当然ではありますがアポなしの訪問はマナー違反ですので、まずは喪主の方などご遺族に連絡をとって、弔問をしてもよいかどうかを聞いてみましょう。

後日の弔問の際に気を付けるべきマナー

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参列辞退の場合に弔意を伝えるために取りうる方法として葬儀後の弔問や弔電を挙げました。 この中でもマナーに気を付けるべきは弔問です。 先述の通り、ご遺族にアポイントを取ってから訪問するのは当然ですが、葬儀後の弔問の際には喪服ではなく「平服」を着用するのがマナーです。平服は、地味な色の服装や普段着を指し、特段黒でなくとも構いませんが、ジーンズなどカジュアルすぎる服装は避けるべきとされています。 なお、男女ともに露出の多い服装は避け、アクセサリーも外して訪問しましょう。また、女性の場合は薄めの化粧を基本とし、色の強いチークやリップは避けましょう。 また、弔問の際は事前に辞退やお断りの連絡がない限り、香典は持参しましょう。香典の代わりに、日持ちのする菓子折りや果物などをお供え物として持参しても構いません。 なお、弔電と一緒に供物を送ることも可能ですが、あまり豪華な供物を送るとご遺族の負担になってしまいます。弔電を送る際にも、ご遺族の意向を事前に確認してから送るのがベストです。

まとめ

以上、葬儀の参列を遠慮すべき場合について解説しました。 基本的には、一般葬であれば問題ないのですが、家族葬や直葬といった小規模な葬儀である場合は「ご遺族から参列願の連絡がない限りは参列を遠慮するべき」ということを覚えておきましょう。 また、弔電を送る場合にも、後日弔問して弔意を示す際にも、できればご遺族の意向を聞いてから行うのがベストです。また、弔問する際にはたとえ短くともご遺族の時間や手間を取らせてしまうことになりますので、弔意を示すマナーはしっかりと意識しましょう。