おくりびとのロゴ
おくりびとのアイコン

供花のご依頼

TOP

コラム一覧

家族葬のメリット・デメリットとは?よくあるトラブルと注意点を紹介

2023.08.14

家族葬のメリット・デメリットとは?よくあるトラブルと注意点を紹介

画像
目次

昨今は、日本のみならず世界中を揺るがす感染症の流行をはじめとして、時代の大きな変化に直面しています。 昔から伝統的に行われてきた葬儀においても同様で、特にコロナ禍以降、ある新しいスタイルの葬儀が大き実施割合を伸ばしました。それが、「家族葬」です。 家族葬は、参列者を家族や親しい人に限定するスタイルの葬儀のことです。参列者を限定するほかは通常の葬儀と変わらないことから、新しい葬儀の中でも受け入れられやすく、コロナ禍の中で感染対策にもなる葬儀方法として非常に大きな支持を集めています。そのようなメリットもある一方で、注意点やデメリットがあるのも否めません。 今回は、家族葬のメリットとデメリットに着目していきましょう。なお、家族葬とは何か、よくあるトラブルから見える注意点、どんな人に適しているのかも含めて解説しますので、詳しくない方もご安心ください。

家族葬とは?

undefinedの画像

「家族葬」とは、参列者を家族や一部の親しい人に限定するスタイルの葬儀のことです。 従来一般的であった、広く一般に参列者を募り盛大に行う形式の「一般葬」と違い、参列者をある程度狭い範囲に限ることによって、一般葬と比べると小さい規模で葬儀を行う点が特徴です。

家族葬は「家族だけ」ではない

家族葬という名前から、参列者を家族や親族に限定する印象がありますが、家族葬に参列できるのは必ずしも家族だけではありません。 故人様の親しい友人知人やお世話になった仕事関係者など、特に親しい身内であれば血のつながらない他人でも大丈夫です。誰を呼ぶかは、ご遺族や故人様の方針によって自由に決めることができます。

一日葬と家族葬の違い

家族葬と混同されがちな言葉として「一日葬」がありますが、一日葬と家族葬は、それぞれ意味合いが全然違います。 一日葬は本来行われる通夜式を省略することで日数を短くした葬式を意味するのに対し、家族葬は先述の通り参列者を限定した葬式を意味します。 小規模な葬式という意味では共通点がありますが、以上のように形式が全く異なるうえ、そもそも簡略化するポイントが違います。そのため、「一日葬かつ家族葬」というように2つを併存させることも可能です。

家族葬のメリット・デメリット

家族葬は先述の通り、葬儀の内容は一般的な葬儀と変わりがない一方、参列者を大きく制限することで葬儀の規模を小さくするスタイルの葬儀です。 葬儀の内容は変わりませんが、規模を小さくすることでいろいろなメリットが生まれます。ここでは、家族葬のメリット・デメリットをそれぞれ見ていきましょう。

家族葬のメリット

家族葬のメリットは以下の通りです。 ♦ご遺族の負担が少ない 家族葬の最大のメリットは、ご遺族の負担が少なく済むことです。参列者を限定し人数を大幅に少なくすることで対応人数の絶対数が減ることもさることながら、何よりも親しい間柄の人に限られており、気を遣う必要がないということで、ストレスが大きく軽減されます。 ♦密にならず感染対策になる 家族葬には、感染対策にもつながるという、時代に合ったメリットもあります。感染症のパンデミック以降、室内に大勢で集まることに対して抵抗感が生まれる時代になりました。特に葬儀という場所は重症化リスクの高い高齢の方も多く、あまり大勢が集まると不安に感じる方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。コロナ禍以降、家族葬が多く選ばれるようになったのは、参列者をご遺族の権限で少なくできるという側面も大きいです。

家族葬のデメリット

家族葬のデメリットは、以下の通りです。 ♦香典が少なく費用負担が大きくなる 家族葬の中でも代表的なデメリットは、費用面であまりお得ではないということです。確かに参列者が減ることで身軽にはなりますが、その分持参される香典も少なくなります。 一般葬では大勢の人から香典をいただくことである程度はペイできるところがありますが、家族葬では香典も多くは望めないので、一般葬よりむしろ費用負担は重くなることも多いのです。そもそも、葬儀内容はあまり変わらないので葬儀費用事態に大きな差はありません。

家族葬と一般葬。どんな人に適しているの?

undefinedの画像

家族葬と対になる概念は「一般葬」です。 家族葬が、参列者を親しい身内に制限するのに対し、一般葬は広く一般に開かれた葬儀となるため、大勢の参列者が集まります。かつて葬儀は一般に広く開かれ、隣近所総出で盛大に行われるのが一般的でしたが、時代が変わったことで今では家族葬のほうが開催割合は大きいです。これは、葬儀の選び方が時代とともに変わったことが理由でしょう。ここでは、家族葬と一般葬、それぞれどんな人に適しているのかを解説します。

家族葬を選ぶべき人

家族葬を選ぶべき人の特徴は以下の通りです。 ♦返礼品や香典返しや会場費・食事会費用などを大きく節約できる ♦家族や親族の人数が少なく故人様の交友関係も狭い ♦あまり騒がしくせず静かに見送りたい ♦知らない人と話すのが苦手

一般葬を選ぶべき人

一般葬を選ぶべき人の特徴は以下の通りです。 ♦予算に余裕がある ♦豪華で広いホールを借り盛大に見送りたい ♦家族や親族の人数が多い ♦故人様の交友関係も広く、人数をたくさん集めたい ♦食事会も盛大に振る舞いたい

家族葬の注意点

家族葬を行う際には、いくつか注意点があります。 基本的にメリットが多い家族葬ですが、以下のような注意点があることも覚えておくといいでしょう。カッコ内に起こりうるトラブルも記載します。 ♦葬儀に呼ぶ人呼ばない人を選別する必要がある(呼ばれなかった人から不満が出るなどのトラブルのもとになる) ♦葬儀への参列者を制限する分、後で自宅に弔問する人が多くなる(応対が大変になる) ♦葬儀費用は一般葬とそう変わらないのに対し香典は非常に少なくなる(費用負担が結果的に一般葬より大きくなりやすい) ♦親族から反対される可能性がある(小さい葬儀でかわいそうという声が出る)

まとめ

以上、家族葬のメリット・デメリットを、家族葬にはどんな人が適しているかや家族葬の注意点などさまざまな視点から明らかにしてきました。 家族葬は参列者を制限するほかは普通の葬儀とは変わりません。そのため、それなりにまともな葬儀がより小規模で楽に行える一方、どうせ費用が掛かるなら盛大に送ってあげたいという不満が親族から出る可能性もあります。しかし、感染対策という時代に沿ったメリットを得たことで絶対的な地位を確立したのも確かです。 私共「おくりびとのお葬式」では、家族葬も含めた多様な葬儀プランを用意しております。大切な人との最後の別れに、ぜひ弊社をご活用ください。