「葬儀」と言えば、二日間にわたって通夜と告別式を行う「一般葬」を思い浮かべる方が多いかと思います。 ですが、近年はいろいろな形式の葬儀が執り行われているのです。 よく耳にするのは ♦︎一般葬 ♦︎家族葬 ♦︎一日葬 ♦︎火葬式 ♦︎社葬 などでしょうか。 このようにさまざまな葬儀形式が増えてきている中、やはり従来の一般葬が主流ではありますが一般葬の次に多く執り行われている葬儀が「家族葬」です。 今回は、東京で行う「家族葬」について、費用や流れを詳しくご紹介していきます。
家族葬とは
一般葬に続き、多く執り行われている「家族葬」とは一体どのようなものなのでしょうか。 家族葬・・・お招きする方を限定し、親族の他親しい友人などが中心となって故人様をお見送りする葬儀です。 ※家族以外の参列を拒否するというものではありません。故人様と親しかったご友人など、関係性によってお招きする方を決めることとなります。
家族葬のメリットとは
家族葬は、ご遺族の故人様に対する想いをより形にすることができるのが特徴です。 ♦︎形式に捉われず、自由な発想の基、いろいろな形の葬儀が執り行える ♦︎ゆっくりと、最後の時間を親しい方だけで過ごすことができる ♦︎参列者対応に追われたりせず、精神的・身体的にも負担が軽減される ♦︎参列者の人数、費用などの予測がしやすい 実は、家族葬の定義というものはなく、家族葬の生まれた背景には以下のような理由も含まれています。 ♦︎近所付き合いが希薄化してきている ♦︎故人様が高齢であり、世間との付き合いが減っている ♦︎高齢化社会において、喪主となる方も高齢化している このように、家族葬とは近年の社会事情や生活形態などから生まれた新しい葬儀スタイルとも言えます。
一般葬と家族葬の違いは?
一般葬と家族葬、1番の違いは、葬儀開催の人数です。 ♦︎家族葬:家族葬は、ごく親しい方のみの少人数でお別れをする葬儀になります。 ※ご葬儀に参列できなかった方から「葬儀に参加したかった」と言われたり、ご葬儀の後にご自宅に弔問される方がいらっしゃることがあります。 ※一般葬よりも費用負担が増えることも考えられます。(香典収入も少なくなるためです。) ※一部のご親族から理解が得られない場合もあります。 ♦︎一般葬:故人様とご縁のあった方々、近所の方々など、幅広くお呼びする葬儀。家族葬に比べると、しきたりを重んじた葬儀となります。
家族葬の流れ 【おくりびとのお葬式】
ここからは、実際に東京都で行う「家族葬」の流れをご紹介していきましょう。 おくりびとのお葬式では以下のような流れで進行していきます。 逝去 ▷ 搬送 ▷ 安置・初期処置 ▷ 打ち合わせ ▷ 納棺 ▷ 通夜 ▷葬儀・告別式 ▷ 出棺・火葬 基本的には一般葬と同様の流れとなりますが、事前に流れを知っておくことで不安を取り除くことができるかと思いますので、一つひとつ詳しくご説明していきます。
1.逝去
逝去された場所によりその後の対応が異なります。 ◆病院の場合・・・・医師が死亡診断を行います。看護師は傷などが目立たないようにエンゼルケアを施し、ご遺族は葬儀社に連絡をして故人様を自宅や安置施設に移動する手配を行います。 ◆ご自宅の場合・・・かかりつけ医に連絡をし、死亡診断書を書いてもらいます。かかりつけ医がいない場合は、警察に連絡をして事件性の確認や現場検証をしてもらいましょう。事件性が無いことが確認できると、死体検案書(死亡診断書と同様の書類)を発行してもらえます。書類を役所に届け出たら、葬儀の準備を進めていきます。 ※死亡診断書をもとに「死亡届」を作成しなければなりません。 おくりびとのお葬式では、上記提出書類の作成サポートと提出を責任を持って代行いたします。
2.搬送
故人様のもとへスタッフがお迎えにあがり、自宅や安置施設などご希望のお帰り先まで搬送します。 1時間〜1時間半程度で向かいますので安心してお待ちください。 ※道路状況により前後することがございます。 病院と提携している葬儀社から搬送を提案される場合がありますが、この場合搬送費用が請求されてしまいます。 病院提携の葬儀社の搬送はお断りすることが可能ですので、依頼する葬儀社が決まっている場合は注意が必要です。
3.安置・初期処置
故人様をご希望のお帰り先まで搬送したら、故人様の状態を安定的に保つために初期処置を行います。 ご安置について 故人様がお亡くなりになられてから火葬場へ移動するまでの間、故人様にお休みいただくご安置先を考えておく必要があります。 ※法律上、お亡くなりになられてから24時間以内は原則として火葬することはできません。 ご自宅での安置や安置施設 ♦︎ご自宅の場合・・・1畳分のスペースがあれば安置することができます。階数、エレベーターの有無確認や近隣住人への配慮が必要となります。 ♦︎安置施設の場合・・施設によっては深夜の受け入れができないこともあります。(冷房の有無の確認をしておくと良いでしょう。) ♦︎式場施設の場合・・安置設備が整っている施設もございます。使用料など事前に確認しておくと良いでしょう。 ♦︎病院の霊安室・・・ 病院では、亡くなった方を「霊安室」へ運びます。 「霊安室」・・・ご遺体を「安置室」へ運ぶまでの間、一時的にご利用できる場所。2〜3時間ほどのご利用となることが多いです。
故人様の状態を安定的に保つための初期処置 お亡くなり後、最も重要な初期段階で認定納棺士™がご遺体を適切にケアいたします。 これにより、いつまでも故人様に触れることができ、ご生前の様な綺麗なお姿でお会いすることができるのです。
4.打ち合わせ
ご遺体安置後、ご葬儀についてお打ち合わせを行います。 お打ち合わせ場所は、自宅や近所の喫茶店、自社式場など、ご希望に合わせてスタッフがお伺いします。 皆様にご満足いただけるようなお葬式をご提案いたしますので、希望や不明点は遠慮せずお伝えください。 打ち合わせでは、 ①日程・場所 ②予算 ③葬儀形式 ④宗教者の手配などを決めていきます。 ♦︎家族葬では会葬者の人数を限定し葬儀を行うことが一般葬との違いとなります。 お呼びする方を限定することが最も難しいと言えるでしょう。(迷う場合はお招きするとよいでしょう) 生前の故人様を思いながら、どのような式にしたいのかを考え決めていくと良いでしょう。 ♦︎予算について確認・相談しておくことでトラブル回避にもつながります。 家族葬は少人数のため、費用が抑えられると思われる方も多いのですが、場合によっては一般葬より高額になってしまうこともございます。 お打ち合わせは状況により2〜3回行う場合がございます。 深夜の場合は、翌日に行うことも可能でございます。
5.納棺
お見送りをするにあたり、故人様の身なりを整えてお棺に納めることを納棺といいます。 「納棺の儀」では湯灌・死化粧・死装束の順に進み、お通夜の前に認定納棺士™が故人様とご遺族と同じ空間の中で、衣服の着せ替えや死化粧を施し、棺へと納めます。
<参考>おくりびとのお葬式『納棺の儀』
6.通夜
夕刻より通夜式を行い、翌日の葬儀・告別式まで故人様とお過ごしいただけます。 寺院による読経をしていただいた後、焼香を行います。 通常ですと閉式後は通夜振る舞い(僧侶や参列者へのお礼として行う食事会)がありますが、家族葬の場合お呼びする方が限られているため、会食など改まった形式の場を設けないことが多くあります。 会葬者が限られている家族葬では、ゆっくりと思い出話をするなどして故人様を偲ぶことができます。
7.葬儀・告別式
葬儀・告別式は、故人様とお別れをする大切な時間です。 会葬者を迎えて故人様をおくる儀式となります。 読経▷弔辞・弔電▷読経・焼香と続き、僧侶が退出した後には、お花や故人様の好きだったものなどを納めながら、最後のお別れをします。 ※参列者が少数となることがあるため、所要時間が短くなることも多いです。招かれた方は遅れないように注意しましょう。 家族葬は、形式に捉われない式、故人様の好きだった音楽を流すなど、家族葬ならではの式が行えます。
8.出棺・火葬
お別れの儀式が終わると、出棺となります。 棺を霊柩車に乗せて火葬場まで移動し、火葬後にお骨を骨壺に納めます。 ♦︎葬儀会場と火葬場が離れている場合は、別途マイクロバスなど移動手段の手配が必要となります。 ♦︎火葬から納骨までの時間は1〜1時間半ほどかかることが多いようです。 収骨後は、四十九日法要までご自宅にご安置となります。
おくりびとのお葬式の特徴
♦︎担当スタッフ全員が「認定納棺士™」 おくりびとのお葬式のスタッフは、担当スタッフ全員が「認定納棺士™」の資格を持っております。 お見積もりから火葬まで一貫して認定納棺士™が担当しているため、常にご遺体の状態をケアすることができ、最後まで生前と変わらぬお姿で故人様とお会いすることができます。 ※一般的な「納棺師」は、葬儀会社の下請けとして一部のサービスを担当しております。そのため外注で納棺師を呼ぶ費用がかかり、サービスが必要最低限となってしまいます。 しかし、おくりびとのお葬式は納棺師を外注する必要が無いため、価格を抑えつつ高品質なサービスの提供を可能にいたしました。 ♦︎みんなが「おくりびと」になる 私たちは、お別れの形は自由であるべきだと考えております。 「みんながおくりびとになる」を合言葉に、従来の形式に捉われないお別れの場を故人様、ご遺族とともに作り上げていきたいと考えております。 ♦︎充実のサポート力 死亡後の各種手続きに関することは勿論、法事法要、相続に関することなどご葬儀だけではなくその後のお手伝いもいたします。 その他お悩み、ご相談がありましたら、24時間365日お問い合わせを受け付けておりますので、いつでもお気軽にお尋ねください。
家族葬にかかる費用
家族葬を行う場合の費用に関しましては、多くの葬儀社がさまざまなプランの提案をされています。 ここでは、かかる費用として基本的なものをご紹介していきます。 プランに含まれるもの、含まれないものは葬儀社によって大きく変わってきます。 より多くのお見積もりを取り、ご家族様の納得のいく「お別れのかたち」を見つけていただければと思います。
式場使用料・ご安置施設使用料
式場使用料 自宅で葬儀を行う以外は葬儀式場を利用することとなります。 ご利用人数により費用は異なりますが、少人数であれば費用を抑えることができる場合が多いです。 ※火葬場へのアクセスの確認も必要です。葬儀会社に確認すると教えてもらうことができるでしょう。 ご安置施設使用料 式場によっては安置設備が整っていることもあります。別途料金が発生することもございますので、事前の確認が必要となります。 式場での安置ができない場合は、安置施設の確保が必要となります。
飲食接待費
♦︎お食事 家族葬では、通夜振る舞いなど改まった場を設けない事もありますが、決まりではありません。 多くの葬儀社ではオプションとして別途費用となることが多いようです。 ♦︎返礼品 返礼品とは、参列された方に対してのお礼の気持ちを込めて返す品のことです。基本的には参列者全員に渡します。 特に家族葬を行う場合、後日ご自宅へ弔問に来られる方も多いかと思われます。自宅でストックするなど対応(準備)も考えておく必要があります。
火葬費用
火葬場を利用する際は、安置や式場利用費とは別に火葬費用がかかります。公営・民営とがあり、公営の場合は比較的費用が抑えられますが、利用者数も多いため予約がとりにくいこともございます。 ご希望の火葬場がありましたら、お早めに葬儀社にご相談ください。 火葬場によっては、火葬中での控室の使用料などが発生する場合もあります。
宗教者費用
お布施、お車代、お膳料が必要となり、こちらは宗派や葬儀の形式によって金額が変わります。 ♦︎お布施・・・・・仏教式で葬儀を執り行い、僧侶に読経をお願いする際に寺院に納めるもの (仏教式で行わない場合は、お布施は不要となります。) ♦︎お車代・・・・・僧侶に足を運んでいただいたことへの気持ち ♦︎御膳料・・・・・お膳に代わって渡す費用(通夜振る舞いなどを辞退された場合にお渡しする費用)
おくりびと会員について
「おくりびとのお葬式」では会員制度を設けております。 ♦︎入会金は1万円のみ 年会費やその他費用負担はありません。 さまざまな特典をご用意しております。 ♦︎早めの入会がお得 入会から数年が経つほど割引額が大きくなるため、早めの入会がお得となります。 返金制度もございますので、安心してご入会いただけます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。 今回は近年人気の「家族葬」のご紹介をさせていただきました。 おくりびとのお葬式では「家族葬プラン」もご用意しております。 ご相談だけでも構いません。是非一度お問い合わせください。