お通夜をしない葬儀ってあるの? 葬儀にはいろいろな形式があり、お通夜を行わずに故人様を送る葬儀としては、1日葬や火葬式、家族葬などがそれにあたります。 今回はお通夜をしない葬儀についてお話ししていきましょう。
お通夜とは
まずは、「お通夜」とはどのようなものでしょうか。 「お通夜」とは・・・家族や親しかった友人などが集まり故人様と最後の夜を共に過ごす儀式で、夜通し故人様に付き添いお線香を絶やさないようにする習わしです。 近年では、夕方18時ごろから2時間程度で終わる「半通夜」などが多くなってきているようです。 お通夜は、平日の夕刻からが主流となりますので仕事の都合上お通夜に参列する方も多くなっているようです。
お通夜をしない葬儀、可能なの?
♦忙しく、2日間の葬儀を行うことが難しい ♦高齢で、体力的・精神的にも辛い ♦費用を抑えたい ♦新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により人の集まりを避けることが求められている 現代、様々な理由からお葬式の形式にも変化が現れてきています。 お通夜を行わずに故人様をおくる形ももちろん「お葬式」の一つです。 代表的なものでは、「1日葬」「火葬式」などがそれにあたります。 家族、親しい友人など参列者を限定して行う「家族葬」もまた、お通夜を行わないことがあります。
お通夜をしない葬儀「1日葬」「火葬式」
ここでは「1日葬」と「火葬式」の説明をしていきましょう。
1日葬 メリットと注意点
1日葬・・・・お通夜をぜずに1日で葬儀・告別式、火葬を行うこと。 ♦︎メリット ①身体的・精神的負担の軽減(お通夜に訪れる方への対応が不要)。 ②お通夜にかかる費用が抑えられる(通夜振る舞いなど)。 ③日程の調整がしやすい。 ④人の集まる機会(お通夜)を避けることができる(感染対策)。 ♦︎注意点 ①葬儀に参列できない方が出てくる。(通夜がないため、調整ができず参加できない事も) ②菩提寺やご高齢の方々への説明、理解していただくことも大切です。(菩提寺の考えによっては受け入れないことも) ③式場料金の確認。(2日間の費用となる場合もあります、事前の確認が必要です)
火葬式 メリットと注意点
火葬式・・・・お通夜、葬儀・告別式を行わず、火葬場にて短時間のお別れと火葬、収骨を行うこと。(安置場所より火葬場へ移動し火葬、お別れとなります) ♦︎メリット ①直接火葬場へ集まり、短い時間でのお別れの後火葬となります。高齢者など、身体的な負担は軽減されます。 ②祭壇などは飾りませんのでその分の費用はかかりません。 ③参列者を招かないことが多いので、参列者に対する対応などは必要ありません。 ④通夜、葬儀・告別式を行わないため、式場の手配などが不要となりますので、その分の費用が抑えられ、お布施も必要ありません。 ♦︎注意点 ①お別れの時間が短かすぎ、後々後悔する事も。 ②菩提寺によっては火葬式の場合、納骨をお断りされる場合もあります。(菩提寺への確認が必要となります) ③参列したい方への配慮が必要。(通夜、葬儀・告別式を行わないスタイルは理解度が低いため) ④火葬場で行うため、アクセスの良い立地とは限りません。
お通夜をしない葬儀「1日葬・火葬式の流れ」
ここからは1日葬と火葬式について具体的な流れをご説明していきます。 火葬式との違いは、葬儀・告別式 1日葬では葬儀・告別式を行い出棺・火葬となります。 流れを知る事で不安が解消され、メリットや注意点もご理解していただけるかと思います。
1日葬と火葬式の流れ「おくりびとのお葬式」
おくりびとのお葬式では以下の様な流れとなります。 火葬式の場合、6の葬儀・告別式が行われません。 1.お迎え▷2.ご安置・初期処置▷3.お打ち合わせ▷4.納棺▷5.お化粧直し▷*6.葬儀・告別式*▷7.出棺・火葬 1.お迎え 故人様のもとへスタッフがお迎えにあがります。1時間〜1時間半程度で向かいますので安心してお待ちください。 ※道路状況により前後することがございます。 2.ご安置・初期処置 故人様をご希望のお帰り先までご搬送いたし、故人様の状態を安定的に保つために初期処置を行います。 故人様がお亡くなりになられてから火葬場へ移動するまでの間、故人様のお帰り先を考えておく必要があります。 ※法律上、お亡くなりになられてから24時間以内は原則として火葬することはできません ♦︎ご安置について ご自宅での安置や安置施設などとなります。 ご自宅の場合・・・畳1畳のスペースがあれば自宅での安置は可能です。エレベーターの有無の確認や近隣住人への配慮が必要となります。 安置施設の場合・・ご自宅での安置が難しい場合は安置施設を利用することとなります。施設によっては深夜の受け入れができないこともありますので確認しておくと良いでしょう。(夏季は冷房の有無確認が必要です) ♦︎初期処置について 故人様をご希望のお帰り先までご搬送いたした後、故人様の状態を安定的に保つために初期処置を行います。 故人様の状態を安定的に保つための初期処置 お亡くなり後、最も重要な初期段階で納棺士がご遺体を適切にケアいたします。これにより、いつまでも故人様に触れることができ、ご生前の様なお姿でお会いすることができるのです。 3.お打ち合わせ ご遺体安置後お打ち合わせをいたします。 会場(火葬場)、予算(お見積もり)など、細部を決めていくこととなります。 ご要望やご相談など、担当者にしっかりとお伝えください。 4.納棺 お見送りをするにあたり、故人様の身なりを整えてお棺に納めることを納棺といいます。 「納棺の儀」はご自宅、納棺室などで行われることが多く、故人様とご遺族様、同じ空間で衣服のお着せ替えを行い、死化粧を施し棺へ納める式となります。 我々が葬儀の中で最も大切にしている時間です。 ※お立ち合いができないこともございます。打ち合わせ時に確認しておくと良いでしょう。 5.お化粧直し 故人様を火葬場へお運びする前に、ご遺体状況に応じてお化粧直しを行います。 我々は、最後のお別れの瞬間まで綺麗なお姿を保っていただきたいと考えております。 _6.葬儀・告別式_(火葬式では行わない) 会葬者を迎えて故人様を送る儀式となります。お花をお手向けいただき、故人様と最後のお別れいたします。 寺院による読経をしていただき、焼香を行い告別式にて、弔電や弔辞を奉読します。 7.出棺・火葬 故人様を火葬場へお運びし、火葬となります。 火葬炉の前にてお花などを手向け、最後のお別れとなります。 火葬から納骨までの時間は1〜2時間ほどかかることが多い様です。 火葬後はお骨を骨壺に納め終了となります。
お通夜を行わない葬儀を行う上での注意点
お通夜を行わない葬儀を行う上での注意点をいくつか確認しておきましょう。 参列する側にも注意が必要です。 お通夜は、故人様と最期の時を過ごす時間です。 その時間がなくなる事で、 1.参列される方々や、菩提寺への説明などが必要となります。 お別れの時間がもっと欲しかった。といった声が多く聞かれるかもしれません。 2.参列できなかった方々への配慮が必要となります。 参列される方は 3.お香典は告別式の際にお渡しできます。(ご遺族より辞退の申し出があった場合はそちらに従いましょう) 特に火葬式では、 4.お別れの時間が短い為、参列される方も時間に遅れないよう注意が必要です。 後悔しない葬儀を行う上でもしっかりと理解しておくことをお勧めします。
なぜ、 葬儀を行うのか。 誰のため? 家族のため?故人のため?
近年、家族構成や社会的環境など様々な理由で、葬儀は従来あるものから少しずつ変化し行われるようになってきました。 「故人様を思う気持ちに「かたち」などはない」とすると考えるべき事は、お通夜の有無ではなく、「思う気持ち」ではないでしょうか。 葬儀はやり直すことができません。 おくりびとのお葬式では後悔のない温かいお別れの場を故人様やご遺族様とともに創り上げていきたいと考えております。
おくりびとのお葬式の特徴
♦︎担当スタッフ全員が納棺士 納棺士がお見積から火葬まで担当しているため、最後までご生前と変わらぬお姿の故人様にお会いすることができます。 ♦︎充実のサポート力 死亡後の各種手続きに関することは勿論、法事法要、相続に関することなどご葬儀だけではなくその後のお手伝いも致します。 その他お悩み、ご相談がありましたら、いつでもお尋ねください。 ♦︎みんなが「おくりびとになる」 納棺の儀をはじめとして、故人様に想いを馳せ、ご遺族様一人ひとりが心から大切な方を見送ることができる場を創出いたします。 死亡後の各種手続きに関することは勿論、法事法要、相続に関することなどご葬儀だけではなくその後のお手伝いも致します。 その他お悩み、ご相談がありましたら、いつでもお尋ねください。
おくりびとのお葬式 店舗
稲城駅前サロン
住所:東京都稲城市百村1613−4−101 宗派:全宗教対応 特徴:駅近 *京王線稲城駅南口前(駅からも確認できます)
相模原中央
住所:神奈川県相模原市中央区中央1−10−13 宗派:全宗教対応 対応人数:約30名まで 特徴:駐車場あり、控室あり、宿泊可、付添安置可、バリアフリー安置施設あり *2020年12月5日OPEN
まとめ
いかがでしたか。 お葬式にはいろいろある、と思われたでしょうか。 お通夜を行う葬儀、お通夜なしの葬儀、どちらも「葬儀」なのです。 おくりびとのお葬式では、故人様、ご遺族様と共に1つとして同じものはないお別れの場を創るお手伝いをしていきたいと考えております。 ご相談はもちろん、お近くの店舗へ是非お越しください。