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葬儀に必ず必要な持ち物や服装のマナーを解説。泊まりの葬儀でも安心

2024.03.13

葬儀に必ず必要な持ち物や服装のマナーを解説。泊まりの葬儀でも安心

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目次

葬儀はいつも予期せずに起こるものです。そのため、「葬儀のご連絡を受けたけれど、何も用意できていない!」と焦る人も多いのではないでしょうか。特に、「自分が親族側で、通夜の後に泊まることになった」という場合は、何を持っていけばいいか分からず、不安に思うことでしょう。 そのためここでは、「葬儀に必要な持ち物」「葬儀の服装マナー」について解説していきます。

なお、故人様と血縁関係にあった場合でも、立場により用意するものは異なってきます。 例えば「直接的なご家族」と「比較的縁が遠く、葬儀の計画や段取りには直接的には関わらないご親族」など。 今回は主に後者に焦点をあてていきます。 また、葬儀は和装で出ることもありますが、現在は扱いやすい洋装がよく選ばれているので、下記では基本的には「洋装」を前提とした話をしていきます。

葬儀に必要な持ち物は?

葬儀で必要となる持ち物は、 「絶対に必要なもの」 「一部の例外的な葬儀を除き、原則として必要になるもの」 「葬儀のかたちによって必要になることもあるもの」 に分けられます。ひとつずつ見ていきます。

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絶対に必要なもの

♦カバン・・・カバンは絶対に必要なものです。黒一色のものを選ぶようにして、金具が表に出ないものを選びます。 ※男性の場合は必需品の限りではありません。 ♦ハンカチ・・・ハンカチは、黒もしくは白を選ぶようにします。なお華美なハンカチは当然控えたほうが良いのですが、「レースのふちどりがある」「ワンポイントが入っている」くらいならば気にすることはないでしょう。

一部の例外的な葬儀を除き、原則として必要になるもの

♦不祝儀・・・お金を包んだ不祝儀(不祝儀袋)は多くの場合、必要になります。ただし「不祝儀辞退の意向を示されている」という場合は不要です。 「どちらかわからない」と迷っているのならば、「とりあえず持参して、お断りされたら下げる」というやり方がよいでしょう。 ♦袱紗(ふくさ)・・・不祝儀袋を包むためのものです。弔事の場合は寒色系の色の袱紗を使います。新しく買い求めるのであれば、紫色のものをお勧めします(慶弔両方に使用できるため)。 ※風呂敷型のものが主流でしたが現在ではポケットタイプのものなどもあります。どちらを選ばれても問題はありませんので使い勝手の良いものをお選びください。

葬儀のかたちによって必要になることもあるもの

♦数珠・・・意外に思われるかもしれませんが、数珠は「必需品」ではありません。数珠は仏教式の葬儀において使われるものですから、神式の葬儀やキリスト教の葬儀の場合はこれは必要ありません。 ♦傘・・・雨の日に持っていくことが求められるものです。葬儀会社でも何本か用意しているのが普通ですが、参列者全員分の本数は揃えられていません。 黒や灰色などの傘が理想的ですが、ビニール傘でも問題ありません。 なおここでは「葬儀に必要なもの」に注目しましたが、これ以外にも携帯電話や財布などの基本的な持ち物もカバンの中に入れておきましょう。

葬儀の服装マナー

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葬儀の服装マナーについて解説していきます。 葬儀の服装は、以下の3つです。 ♦正喪服・・・もっとも格式が高いものであり、ご家族(特に喪主様)が着用するものです。親族の立場ならばこれを着用しても良いのですが、一般参列者の場合は着ません。 ♦準喪服・・・「喪服」といった場合は、これを示すことが多いと思われます。黒一色の服で、「ブラックフォーマルスーツ」とも呼ばれます。この準喪服は非常に使い勝手が良いもので、遺族・親族・一般参列者のどの立場でも着ることができますし、通夜でも葬式・告別式でも着用することができます。新しく買うのであれば、この準喪服がよいでしょう。 ♦略喪服・・・通夜のときに着るものです。「取り急ぎ駆けつけました」と示すためのものであるため、男女ともにダークスーツがこの略喪服の代表例として挙げられています。 上記のように喪主様以外では「準喪服」が一般的となり女性の場合はこの準喪服に黒いストッキングを、男性の場合は黒い靴下と白いシャツと黒いネクタイを合わせます。 靴は、金具のついていない革靴を選びます。 髪の毛をまとめる場合は、黒やグレー、茶色などの落ち着いた色のゴムや華美ではないものを選びます。なお、化粧は薄化粧にします。 子どもの場合は制服があればそれを着用します。制服はもっとも正式な礼服だからです。なお、靴に関しては制服であっても黒色をお勧めします。学齢期前あるいは制服がない学校に通っている子どもならば、黒と白を基調にしたものを選びます。小さな赤ちゃんの場合は、淡い色のものならば問題ありません。 服装など、葬儀マナーに関してはこちらもご参照ください。

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葬儀にあるといいもの

泊まりの葬儀に必要なもの

参列者のときとは異なり、親族としての立場で葬儀に参列する場合は、通夜の後で宿泊することになる場合もあります。 「どこに泊まるか」によって持ち物は異なりますが、宿泊場所を備える葬儀ホールの場合は ♦布団 ♦最小限のタオル ♦コップ などは用意されていると考えてよいでしょう。(ホールにより異なりますので、事前に葬儀業者へ確認しておくことをお勧めします) ただ念のため、 ♦自分用のタオル ♦歯磨きセットなどの洗面用具と、携帯用のシャンプーやリンスや石けん ♦エプロン などは揃えておいた方がよいでしょう。 また、喪服で長く過ごすと非常に疲れます。そのため、楽に過ごせる着替えも持って行った方がよいでしょう。この場合の衣服は、「黒や紺色のワンピース」「スラックスとシャツ」などにしておくのが無難です。親族間の関係性にもよりますが、Tシャツにジーパン……といった装いは、原則として避けた方がよいでしょう。 なおここで解説した話は、あくまで「一般的なもの」です。たとえば「足腰が悪くてスーツの着用が難しい」「妊娠中で喪服が着られない」などの事情がある場合は、体調面を最優先にしてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。 「葬儀のときには何を持っていけばいいのか」「何を着て行けばいいのか」はよく話題に登るものです。 しかし、ちょっとした相手への気遣いがあれば、慌てずに準備できるものばかりです。 今回のコラムを参考にしていただき、マナーを守り大切な方とのお別れをしていただきたいと思います。