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終活とは?始めるタイミングやポイントについて解説。

2023.08.14

終活とは?始めるタイミングやポイントについて解説。

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目次

人生100年時代と言われる高齢化社会、核家族化などで同居家族も減る中で、ご遺族の負担を少しでも減らすために、生前から死亡後のことを考えて準備をしておく取り組みが注目されています。 これを「終活」と呼び、近年メディアでも話題になってきています。遺族の負担を減らすに越したことはなく、終活を検討している方も多いことでしょう。しかし、そもそもどういったことをすればいいのかわからなかったり、手順に不安がある方もいらっしゃるはずです。 そこで今回は、「終活とは何か」をメインテーマとし、終活の目的やメリット、始めるタイミングから終活の手順までを解説していきます。

終活とは?

そもそも「終活(しゅうかつ)」とは、簡単に言えば人生の「終」わりを見据えた「活」動のことです。 人はやがて死ぬもので、人の死というのは非常に大きなことですから、突然に死が訪れてしまうと遺された者に多大な苦労をかけてしまうことになります。こうしたことから、自分自身が亡くなった後のことを考えて備えること全般を目的として行われる活動です。 一般的なところでいえば、たとえば遺産や財産の整理をしたり、生前からの葬儀や墓の手配、友人知人の連絡先つきのリストをまとめたりといったように、遺される家族への負担を軽減する取り組みが終活の代表例となります。 しかしそれ以外にも、半生を日記に綴ったり、老後に向けた資産形成を試みたり、老後の新たな楽しみを探すためにといったように、人生の終わりを前に老後の生活を充実させるための取り組みも終活に含まれるものです。

終活のメリット

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以上のように終活というのは広い概念で、人生の終わりに向けてやっておかなければならないことはもちろん、人生の終わりに向けて「やりたいこと」も含まれます。 そのため、人生の終わりを見据えた義務的な活動というだけではなく、メリットも沢山あります。ここでは、終活の代表的なメリットを紹介します。

死後に家族にかけるであろう負担を減らせる

これは、終活の主目的として一般的にイメージされやすいメリットでしょう。 人が死ぬということは、ご遺族にとって悲しい出来事であるだけでなく、多大な負担を強いてしまう出来事でもあります。役所や金融機関・保険会社などへの諸々の手続きや遺産相続など、さまざまな情報がつまびらかにされていないと大変な手続きを山程抱えることになるためです。 中でも、自身が所有する財産や葬儀に参列してほしい友人知人の連絡先、葬儀社の指定や墓の手配などについてリストアップして整理する、ということをしておくだけでも、ご遺族の負担はだいぶ軽くなります。これを俗に「エンディングノート」といいますが、エンディングノートをまとめることは自身にとっても心配事を減らせるというメリットがあり、安らかな死を迎えるためにも終活は必要です。

人生をより豊かにすることができる

終活には、人生をより豊かにいきいきと過ごしていくために必要なことを探すことも含まれることは先程も少し触れた通りです。 すぐ上で自身にとって心配事を減らすと書きましたが、死後の不安の解消というのは生前の足かせを減らすということにもつながります。より多くの足かせを減らすと、より自由にいきいきと暮らすことができるようになるでしょう。 働いていた頃と比べ時間ができることが多い老後は、新たな趣味に積極的にチャレンジすることができるチャンスでもあり、そうしたチャレンジできることを探して羽を伸ばすのも終活の一環です。人生の終わりを見据えるからこそ後悔しないよう積極的にチャレンジしてみましょう。

終活を始めるタイミングは

結論から申し上げますと、終活を始めるタイミングは、人それぞれです。 終活は義務でもなければ、足並みをそろえて行うものでもないからです。極論、興味を持ったタイミングが終活を始めるタイミングといってもいいかもしれません。 一般的には、長年勤めてきた会社を退職したときや、還暦を迎えたタイミングで終活を始めるという方が多数派のようです。そのタイミングに興味を持たなくても、配偶者や子供からいざという時の備えを促される場合もあるでしょうし、余命宣告を受けるなどして「始めないといけない」という義務感にかられることもあるでしょう。 きっかけも人それぞれですが、何にせよ大切となるのは「体や頭がしっかり働くうちに早めに取り掛かる」ことです。そうでないと、できることがどんどん減っていって、後悔がどんどん大きくなってしまうでしょう。いざ動けなくなってから後悔することがないよう、できることが多いうちに始めることが肝要です。

終活の手順

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終活をするにあたり、どのような手順で行えばいいのでしょうか。 結論から申し上げますと、何から始めるかというのも人それぞれ、ということにはなりますが、おすすめなのは「死後に遺族に負担をかける可能性があること」から先に始めるということです。そうしたことは、結局は義務的にやらなければならないことなので、生前に早めに取り掛かったほうが遺族も自身も楽になります。具体的な手順としては以下の通りです。 ♦身の回りの物品や保有財産の整理 ♦医療や介護などに関する希望をまとめる ♦必要があれば保険や契約関係を見直す ♦葬儀や墓の手配や葬儀の規模について考えを明確にする ♦エンディングノートをまとめる エンディングノートには、上記項目のすべてを書き記すことで記録にもなります。その他にも、友人知人の連絡先とどのような関係値なのかのリストアップや、デジタル機器や契約関係のID・パスワードなど死後の手続きや葬儀に必要な情報も詳細にまとめてあると完璧です。 終活の具体的手順やメリット、終活イベントについては以下の記事を参照ください。

知っててよかった!終活イベントの概要やメリットについて解説します。

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まとめ

以上、終活とは何かをメインに、終活のメリット・始めるタイミング・具体的手順についてを網羅的に解説しました。 終活は義務でも何でもありませんから、人それぞれに好きなタイミングで行うことができます。しかし、終活は人生の終わりを見据えることであり、後悔を残さないことでもあるものです。できる限り体の動く元気なうちに、積極的に終活に取り組むことをおすすめします。